2022/06/01 15:52

 

おうちのにゃんこが、いきなりマーニャイオンになってビックリな話を昨日書いた。


でも、トレロ坊やがマーニャイオンだったり、ドライフード一気食いだったりして困った話。
どう解決したのか、書いてなかった!


あのね。
もちろんここまで逆流するからには、なんか問題があるんじゃないかって、
何件かの獣医さんのドアも叩いたんだ。


でも。結果的には、何の解決方法も、何の問題もなかった。
しいて言うなら性格の問題で、解決したのは時間だった 😀

 


まぁあれ。トレロくんがやがて成熟したオスネコになって。
おもちゃや駆けっこよりも、女の子たちが気になるようになって。
「オレ、落ち着いた、カッコいい、オスにゃんこになるんだぜ」って
思ったかどうかは知らないけど、とにかく。


彼は1歳半を過ぎたころ、おやつのささみを気になる女の子に届けるという
めっちゃダンディなメンズに成長して、マーニャイオンから卒業したんだ。

 


当然、そんな彼はモテモテで、何頭かの女の子との間にかわいい子猫を授かった。

けど。
遺伝とは恐ろしいもので。
落ち着きがなかったり
ワンパクだったり
突飛だったりする
いろんな癖や性質は、
子供たちにも
脈々と受け継がれていたんだ。

 


 

たとえば・・・。
熟睡しすぎて階段から落ちて、鼻血ふいて獣医さんにもふかれたパンドラさん。
クッション振り回してはしゃぎすぎて壁に激突して犬歯や前歯を粉砕して、
獣医さんを脱力させたのは、トレロ君、そしてりゅうたくん。
あるいは気取ってテーブルの上を歩いていて、そのまま前を見ずに落ちて、
テーブルクロスも落としていろんなものを一気に粉砕してくれたマーニャさん。


気が付いたらサランラップをはがして、たこ焼きをむさぼり食ってたのはピピさんで
つい最近、またしても階段で熟睡して犬歯一本粉砕したワンコさんに
獣医さんと一緒に10年ひと昔じゃないんだって頭抱えたり。


気位高くて、おやつをくれるんなら30秒だけ触ってもいいわ、って
私以外の家族には交換条件出してくるのもマーニャさんだった。
マグカップにハマってフローリングを転がるのがマイブームだった子猫とか。
スリッパに頭隠して尻隠さず、しっぽのあるスリッパが部屋を疾走する現象とか。

 



駅を通過する新幹線を捕ろうとして
超身構えてたのもトレロくん。


新しいおうちのベランダで、
飛んでるすずめやコウモリを
実際に捕っちゃったのは弟のトトロくん。


真夏に黒くてつやつやする昆虫がでると
一目散に逃げてくるのは息子のワンタくん。


垂直の壁ぐらいなんのそのって
ガシガシのぼってたのは生後二か月の
ちぇるこさんかな・・・
壁紙ガー!

 


お風呂に入れられてることに、シャンプーが済んでリンスする頃やっと気づいて、
「はっ。おかーさん大変、オレ、濡れてるよ!!」って
こっち見るのが、週一回の恒例行事のジョバンニ・バッチィーノ、
いつもごはんまみれで、ばっちかったからばっちぃなんだけど、本名ぐらい粋にした。
で。「君を濡らしてるのはおかーさんですよ」って答えて、
そこまでがワンセットの定番ネタになってるみたいな私と彼の名コンビっぷり。


けんかの仲裁はお手の物とばかりに、自分よりはるかに大きなオスネコどもを
どっかーーーん!!と張り倒していた、ぽりんちーさんも、もう10歳を過ぎて。
私の肩にのって首の周りをくるくる回っていた愛しいプゥチさんと
性格そっくりなリリコさんはもしかしたら生まれ変わりなのかな。
同じドレスで会いに来たの? それならそれで嬉しいなぁとか。

 


そんな風に。こんな風に。
ネコたちには見事な個性があって、表情があってね。
焦ったり心配したり爆笑したりしながら、一緒に日々を過ごしてね。


まぁやがて。
天寿をまっとうした彼らが虹のかなたへと旅立ってゆく、その日まで。


「ああ、楽しかった」って思っていただけるように
しっかりとお守りするのが、良き下僕と。


そんな感じよね。「猫と暮らす」ということは。