2022/06/01 15:50
うん。タイトルの通りなんだ。ワンパターンですまない。
というわけで、私は、猫とは思えないほど、ボケキャラの猫たちと暮らしている。
ロシアンブルーって神経質で、人見知りして、ボイスレスで、おとなしく従順、ってね。
猫辞典とか猫カタログには大抵かいてある。
それね、けっこうデマだから(´・_・`)。
それはもう、ミックスだろうが血統種だろうが、猫は猫なんだよ。
もちろん遺伝してゆく性質なんかはあるんだけどね。
野生のキツネを飼いならすには何世代必要なのかって実験があったりするように(※1)、
世代を重ねるうちに環境に順応してゆくというのは、当然ある。
だいたい一年で子供を持てるようになる「猫」の世代進化は早いし、
その血族がおかれてきた環境で、微妙に進化の方向性や進み方には幅ができる。
たとえば、うちの猫たちの場合。
緊張感とか野生とか習性とか、なんかこう、そういういろいろなものを
かなり昔にどこか遠くに置き忘れてきてしまったようなんだ。
だからそんな、ちょっとありえないボケ猫たちが
過去18年の間にしでかした色々をちょっとずつ暴露しつつ、
「教科書どおり。誰かに教わった通り」であることが、いつも最優先なわけじゃない。
ってお話をしてみようかな。
まずトップバッターは、トレロくんという、
今では虹の橋を渡ってしまった、私の大切なハンサムボーイのことを書いてみるよ。
そして彼の妹や子供たちは似たような性質を持っていたようで、
彼らを中心にいまだうちの子たちがやらかしている。いろんな笑い話もいくつかね。
まず彼は。
水を一気に飲みすぎる傾向があった。
すごくめんどくさかったみたい。
いつも水をまとめて、
おなかいっぱい飲んでしまうんだ。
ずぶぬれになってもおかまいなしに、
蛇口からも水をがぶ飲みしたりする。
落ちてくる水と遊びながら、
きゃっきゃっきゃっといっぱい飲んでる。
そしてそのまま元気に走り出すのはいいのだけど。
たまに。
たっぷりお水のんで、階段を降りようとしたり、棚から降りようとしたときに、
口から水が・・・。
ぴゅーっと。
マーライオン(※2)のごとくに吹いてるときがあった。
現場を目撃するまでは、謎の水たまりを見つけるたび、
かなり不可解な気持ちになっていたんだ。
だってその水たまりは、とてもきれいな「水」だったからw
でもね「ぴゅー」って自分が水を吹いたら、普通、少しは驚くと思うんだよ。
そして、驚いてくれれば、発見ももっと早かったはずだと思うんだ。
何が突飛だって、それがさ・・・。
彼ときたら、水がぴゅーでもおかまいなしに、ぴゅーしながら走ってゆくの。
だから廊下や階段に、不可解な「ぴゅー」の痕跡が残るんだ。
彼の姿勢が水平に戻って、水が再び彼の胃の中に納まり直すまでの間、ずっとね。
ネコは水を飲まないから、いつも新鮮できれいな水を飲みやすい場所に置きましょうとか。
よく飼育書に書いてあるわけなんだけど。
幸か不幸か、たまには、マーライオンみたいな猫も存在するってことなんだ。
ちなみに彼はドライフードも一気に食べてしまって、
ふやけたドライフードの「ぴゅー」っぽい痕跡も、よく作っていた。
ネコはナガラ食い、あそび食いするから、時間をきめて置きエサはやめましょうとか。
やっぱり、猫の飼い方の本には書いてあるじゃない?
どうしたら良かったんだろうね、遊ぶ時間が優先で、ごはんも水も流し込む子は(´・_・`)。
ちなみにこの坊やは、晩年、もうおじいちゃんだね、長生きしてくれたらいいけど、
もう足腰もよわってきちゃったな・・・って思って、とっても大事にしてたのに。
いきなり華麗にジャンプして、私のショートケーキの一番上の生クリームを一山、
見事に奪い取ってペロッと食べたりしてたんだ。
その時の得意げな顔ときたらね、もう叱る気になんかなれないよ。
「おお、大したものだねぇ!」って褒めてあげちゃうしかないよ。
人間の食べ物は猫に与えてはいけません。っていうのも書いてあるよね。本に。
まぁさ。いろいろ「してはいけない。その方が良い。こうすべき」みたいなことが
ネコと暮らしてゆくうえでもあるんだけれども。
どうも日本人は生真面目に頑張りすぎた挙句、周りにも押し付けすぎだと思うんだ。
もちろん基本的なお勉強はしてほしい。
人間=ホモサピエンス。
イエネコ=フェリス・シルヴェストリス・カトゥス(Felis silvestris catus)
別の種類の生き物と暮らしてゆくうえでの「違い」はちゃんと理解してほしいんだけれども。
やっぱり個体差は人間でも猫でもあるしさ。
なんで70歳すぎてる世代は、あんなにエネルギッシュなんだろう。
絶対、私より長生きするよね。って思ったりする。そんな体力差とかもあるしさww
自分だってたまにジャンクフード食べるし、炭酸のジュース飲んだりするし。
ネコがたまに生クリームたべたぐらいで、血相変えて焦らなくてもいいと思うんだよ。
なんつーの。
もっとこう。おおらかでいいんじゃないかな。って。
ピリピリしないで、リラックスしようよ。って。
もっと大事なことがいっぱいあるじゃない?みたいなね。
猫のお目めが楽しそうかな
毎日わくわくしてるかな
私たちの信頼関係はばっちりかな
そして。
何より大事なこと。
『あなたとあなたの猫さんが一緒にいて毎日ハッピーだといいな』
※1 「Naver まとめ」より
人懐っこいキツネを交配し続けたら犬っぽいキツネが誕生した話
※2 マーライオン
おうちのにゃんこが
いきなり
マーニャイオンになる。
とか。
想像してみるが良い。